これからの医療「統合医療」!

統合医療指導員、統合医療専門員は、日本未病研究学会と日本統合医療系連合学会で合同で認定する医療系学会認定名称です。
三種類の、統合医療専門員があります。
①医師が東洋医学を統合して治療する場合。
②鍼灸師等の東洋医学の専門家が医師とネットワークを組みながら治療する場合。
③総合医療カウンセラーが医師とネットワークを組みセラピーに当たる場合。
以上ですが、当学会では、鍼灸師のみで治療に当たる場合または医師が東洋医学を研究せずに治療に当たる場合は統合医療ではないと考えています。
統合医療とは、あくまでも近代西洋医学と東洋医学の統合による医療です。

日本統合医療系連合学会公式ホームページです。「統合医療」及び「医療制度」等に関する情報を掲載いたします。


統合医療に関する我が国唯一の連合学会が、これからの医療としての統合医療に関する情報を提供します。日本統合医療系連合学会は、日本保健医療学会、日本未病研究学会等が設立発起団体になり設立されました。


ニュ-ス!2020.6.1
国際未病医学会、日本未病医学会が当連合会に加盟しました。
国際未病医学会は、中医学、韓医学等も研究対象としています。
日本未病医科学会は、未病概念の東洋保健医学としての確立を目指しています。


統合医療とは?
統合医療についてのいろいろな考え!
厚生労働省・・・「近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在します。」
国立補完統合衛生センター[米国]においては、「統合医療」を、「従来の医学と、安全性と有効性について質の高いエビデンスが得られている相補(補完)・代替療法とを統合した療法」

当学会では次のように考えております。

「統合医療とは、近代西洋医学、伝統東洋医学及び総合医療カウンセリング等を統合した医療技術により総合的に治療する医療を言います。」

現代医学は近代西洋医学が主流で東洋医学は二次的な補完的または代替医療として見られている場合が多いと思います。しかし、二次的、補完的とは言えない本質があります。西洋医学の対処療法に対して、東洋医学等は疾患した病気のみではなく体全体を診て体全体を治療します。
両医学を体系的に考える医療を統合医療と言っても良いと思います。

統合医療とは併用することではありません!
最近は各医療機関で統合医療を掲げていますが、そのほとんどは統合医療ではなく「併用医療」が多いのです。補完、代替医療等を併用していても、患者を中心とした統合医療としての治療体系と各医療人の連携がなければ統合医療ではありません。
また、補完・代替医療や東洋医学を統合医療と言いません。治療チームのリーダーとして医師が存在し、鍼灸師、漢方薬剤師等が連携して体系的に治療を行う医療を統合医療といいます。

近代西洋医学と伝統東洋医学の根本的相違!
近代西洋医学は、疾病を治療します。その疾病の原因の対処療法を行います。対処療法とは胃潰瘍の時に胃薬、安定剤等を投薬したり手術をしたりして治療しますが、体のほかの部分は診断しません。胃潰瘍のみを治療します。それに対して伝統東洋医学は、胃潰瘍の場合も胃の診断は当然として体全体も診断します。伝統東洋医学では胃潰瘍等の疾病を疾病と言わずに病気といいます。伝統東洋医学には病気は気を病むこととの考えがあり病気といいます。病気は、病んだ臓器等の問題ではなく体全体の気の乱れにより病気が発症すると考えます。伝統東洋医学は、病気である枝を見て体である木の全体も診るのです。

しかし、伝統東洋医学の問題点は科学的根拠のない迷信的な治療方法も行われ医学界において信用を失っている部分もあります。中国は、新旧のツボについてどのツボが医学的にどのような効果があるかを科学的に検証し発展させています。それに対して我が国の伝統東洋医学はまだまだ遅れて迷信的な治療方法も現実に行われています。

脱線ですが、フランスでは7割の人が針治療の経験があります。しかし、フランスの針は中国の鍼灸技術です。そして、針そのものは日本の針を使用しているとのことでした。良いとこどりのフランス人らしい考え方と思います。

いずれにしても、我が国の医学界や国民は伝統東洋医学のすばらしさを理解していないようで残念に思います。偏見と迷信がなくなり伝統東洋医学を含んだ統合医療が普及して最先端の医学として進歩発展することを願うものです。当学会の活動がその一助となれば幸いです。

混合診療としての問題点!
西洋医学はほとんどが保険適用ですが、代替・補完医療は自由診療がほとんどです。現行制度で統合医療を採用した場合は、混合診療(保険診療と保険外診療の併用)として全てが自由診療とされてしまいます。理不尽な現行制度です。
厚生労働省は、いわゆる「混合診療」問題に対する基本的な考え方をホームページに掲載しています。
厚生労働省 → https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/heiyou.html


当学会の協力支援団体—–統合医療を提唱しています。—–

全国消費者協会は、食の安全と地球環境の保全に努めます。上部団体に所属しない30余年の歴史の消費者団体です、
全国消費者協会医療福祉委員会と当学会は、相互に情報を提供し且つ、共同研究等を行い活動提携をしています。


「統合医療の日」= 10月5日
当学会が定めている統合医療の日です。


The Japanese United Associations of Integrated medical
日本統合医療系連合学会
本部:

〒194-0022 東京都町田市森野2-27-18 学術事務センター第二
(事務局を学術振興センターに委託しています。)
東京受付電話:03-6276-2815
E-mail: psm-admin●※umin.ac.jp (●※をアットマークに変えて送信ください。)


発起幹事団体:
日本未病研究学会日本保健医療学会SOM未病学会(伝統未病学会)・一般財団法人東京総合研究機構・日本未病医学系学会連合・未病情報ネットワークセンター・全国医療カウンセラー協議会
先端保健科学研究所
一般財団法人医療福祉経営評価研究機構・一般社団法人全国消費者協会中央研究所・

幹事団体
日本リスク管理学会・統合医療研究センター

協力加盟団体:
医療ビジネス関連学会協議会・関東信越医療法人支援センター
NPO法人日本医療ビジネス・コンサルタント協会・
日本マネジメンント団体連合会健康管理部会・一般社団法人日本経営学会連合
日本臨床医療カウンセラー学会


下記は統合医療に関するリンクです。


 

厚生労働省の「統合医療」のあり方に関する検討
2012年3月26日 第1回「統合医療」のあり方に関する検討会議事録
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000029z6o.html

厚生労働省 「統合医療プロジェクトチーム」第2回会合
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/04/s0426-9.html

厚生労働省 「統合医療プロジェクトチーム」第1回会合
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0205-17.html

平成29年度「統合医療」に係る情報発信等推進事業 実施団体の公募についてhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000156171.html


「統合医療」と厚生労働省の取組Pdf


統合医療研究センター
一般財団法人東京総合研究機構の付属機関として設立されました。


日本未病研究団体連合
当連合では、世界保健機関(WHO)の設立日であり、同機関が定めた世界保健デーの4月7日を「未病管理の日」=「未病デー」と定めると共に、4月を「未病月間」と定めました。



大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所

 


論文検索はこちら



↓ 下記の学会は当連合学会の幹事学会です。 ↓

当学会連合及び加盟学会は、患者を中心とするチーム医療を推進し、近代西洋医学、伝統東洋医学に拘らず治療のために最善の方法を患者の希望により選択します。
また、疾病は、肉体の疾病であっても患者の精神的要因が大きく作用し、重篤になったり全快に向かったりします。総合医療カウンセリングの必要性はそこにあります。私たちは、総合医療カンセラー制度を推進します。